食事のマナーについて考える中坊進二

テーブルマナーというのがあります。
何の意味があるのか分からないテーブルマナーは多いですが、
どれもしっかりとした意味があり、そのマナーは作られています。
例えば、和食は右手に箸を持って食事をします。
西洋だとナイフとフォークになりますので、左手で食べることが多そうです。
右手を使うことが多いため、
料理は左側から順に食べるようにセッティングされます。
左側から右側にかけて、段々と味が濃くなっていくことを、
中坊進二は初めて知りました。
ご飯と汁物を交互に食べるのも、栄養学の観点からきっと重要なのだと思います。
中坊進二としては、冷めた汁物はマズイからだと思っています。



テーブルマナーを守れないと出禁になるのは有名な話です。
特に厳格な高級料理店でその傾向が強いと言えます。
一貫1万円もするような超高級本マグロを出すようなお店でしたら、
板前が握った寿司を直ぐに食べないと、怒られてしまいます。
寿司は握った直後が一番美味しく、
常温の空気に晒されることでどんどん劣化していきます。
中坊進二は、600~1000円の立ち食い寿司しか利用したことがありませんので、
かなり縁のない話です。



また、バーの十戒というのがありますが、これは店舗によって内容が異なります。
ただし、泥酔した状態でのご利用や、
他のお客に迷惑を掛けるのは、バーに限らずどこも厳禁です。
日本の居酒屋とは全く違うという認識でご利用するのをオススメします。

テーブルマナーを守れないことによる出禁は、高級なお店だけです。
少なくとも、3000円以下の料理を出すお店でしたら、
余程変なことをしない限り、出禁にはなりません。
簡単に言えば、他のお客を不快にさせる行為です。
注文したラーメンに一切手を付けずに帰ったら、
他のお客はそのラーメンをマズイと思ってしまうかもしれません。
無料トッピングを過剰なほど使ったら、他のお客の分が無くなってしまいます。
飲食店というものは自分だけの空間ではないことを念頭に置いて、ご利用ください。
もちろん、店員だって人ですから、あまり困らせるようなことをしてはいけませんよ。

中坊進二が最近知ったこととして、
トンカツ定食を注文して最初にキャベツを食べるのはNGだそうです。
これも明確な理由があり、揚げたてのトンカツは時間経過により、
どんどん劣化していきます。
寿司と同じですね。
中坊進二は猫舌なので、トンカツ定食を食べられないかもしれません。



ただし、それで出禁になることはありません。
全ての飲食店が「食べる順番はお客の自由」と言っており、
先にキャベツを食べようとも、トンカツが一瞬でマズクなることはありません。
テーブルマナーは美味しく食べるためのマニュアルになりますので、
猫舌など自身の体質に合わない場合は無理して合わせる必要はありませんよ。

中には理に叶っていないテーブルマナーもあります。
ナプキンを右手で取るか、左手で取るかは有名な話ですが、
その正解は「最初に取った人に合わせる」とあります。
むしろ、これをルールに加えるべきか悩む方は多いかもしれません。
しかし、マナーの本質は相手を不快にさせないことです。
儀礼とは、相手を思いやるために生まれたものなのです。
中坊進二もしっかりと食事のマナーを守りたいと思います。