京都の小学校で導入しているノーチャイムについて考える中坊進二

京都市下京区のとある小学校では、チャイムがなりません。
この京都の小学校ではあの「ウエストミンスターの鐘」が鳴らないのです。

鳴らさない理由としては、最初は単純に故障が原因でした。
その時は、子供達に「時計を良く見て自分で時間を守ってね」
と言い聞かせたところ、子供達はしっかりと時間を守るようになりました。
今までは、休み時間が終了する鐘が鳴ってもいつまでも遊ぶ子供が多かったそうですが、
時間に縛りを設けるチャイムを無くしたところ、逆に、時間を守るようになったのです。
そして、その京都の小学校では修理後も、
あえてチャイムを鳴らさない試みを今も続けているそうです。

中坊進二の子供時代は、正にヤンチャでした。
休み時間終了の鐘がなっても5分ぐらいは外に居たと覚えています。
当時の中坊進二のアタマの中には「時間を守る」という概念がスッポリ抜けていたのです。

この「ノーチャイム」制度は、時間を守るという
一般社会における重要なことを教えるのに一役買っていると言えます。
中坊進二の記憶では、中学校から「時間厳守」が当たり前ということを学びましたが、
ココではそれを小学生の時からしっかりと身に付けさせていると言えます。

勉強というものは、自ら動いた方が習熟しやすいと言われています。
学校というものは「教えられる」という色合いが強く、どうしても受動的になります。
自分で時間を確認して自ら行動する、という行為は自主的なものです。
京都のこの小学校はそうした精神を養うことが出来ると、中坊進二は称賛しています。